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医療機器業界―営業への転職

高齢化や医療技術の進歩を背景に成長が続く医療機器業界。新規参入も活発で、営業職の採用ニーズも高まっています。「未経験から医療機器営業に挑戦したい」「医療機器営業としてさらにキャリアアップしたい」という方のために、転職のノウハウをお伝えします。

医療機器営業の求人動向

医療機器営業として働く人の数は増えている

医療機器業界では近年、業界未経験者を含め、営業職の採用が活発化しています。

事実、医療機器業界の営業部門で働く人の数は増えています。厚生労働省の医薬品・医療機器産業実態調査によると、2015年に医療機器メーカーや医療機器商社(代理店やディーラー、卸売業者とも呼ばれる)の営業部門で働く人の数は6.3万人。10年前に比べて6000人増えました。年によって波はあるものの、中長期的に見ると増加傾向にあります。

医療機器業界で営業部門に従事する人の数

その理由としては、医療機器業界への新規参入が活発化していることが挙げられます。
高齢化を背景に高い成長が期待される業界だけに、ものづくりの技術を活かして異業種から参入してくる動きも相次いでいますし、ベンチャー企業の動きも活発です。医療現場からのニーズも多様化しており、国内で流通する医療機器の種類も増え続けています。
こうしたことから、営業職の採用ニーズは高まる傾向にあります。

医療機器営業の仕事

扱う製品によって営業スタイルは違う

医療機器営業の主な仕事は、医療機関を訪問して製品を提案し、医師などの医療従事者に対して製品の特徴や使用法といった情報を提供すること。
しかし、扱う製品や所属する企業(メーカーか商社か)によって、営業スタイルは全く違います。

MRIなどの大型の診断機器は高額なものが多く、医師個人だけでなく病院の経営層へのアプローチも必要になります。ペースメーカーなど人の体内に埋め込むタイプの機器や、手術で使う機器を扱う場合は、製品の正しい使用をサポートするために実際の手術現場に立ち会うことも少なくありません。
一方、消耗品を扱う営業職の場合は納品業務も多くなります。

メーカーと商社の違い

医療機器営業が働く場所は主に、医療機器メーカーと医療機器商社に分かれます。

メーカーはその名の通り、医療機器を製造販売する企業。
医療機器商社は、さまざまなメーカーから製品を仕入れ、それを医療機関に販売する企業です。
どちらの営業職も製品をPRしてその普及を図るという点では同じですが、どちらに所属するかによっても営業スタイルは違ってきます。

メーカーの営業職は自社製品だけを扱いますが、商社の営業職が扱う製品は多岐に渡ります。
このため、メーカーの営業が自社製品の販売活動に特化するのに対し、商社は数ある製品の中から医療機関のニーズに応じた製品を提案する活動が中心です。

商社を通じて製品を販売しているメーカーの場合、ライバル製品の中から自社製品を推してもらえるよう、商社の営業と良好な関係を構築することも重要な仕事。
一方、商社の営業職では、価格交渉や伝票のやり取りといった業務も多くなります。

医療機器営業に求められる3つのスキル

1.営業スキル

医療機器営業の転職でまず重視されるのが営業経験です。
医療機器業界未経験OKとしている求人でも「何らかの営業経験5年以上」「法人営業経験3年以上」を必須としているものがほとんど。医療機関への営業経験を条件としているものもあります。

経験者の場合、医療機器営業の基本的なスキルがあれば、経験したことのある領域や製品に関わらず歓迎されます。しかし中には「人工関節の営業経験」「糖尿病関連の営業経験」といったように特定の領域での経験を求められる場合もありますので、応募前に確認が必要です。

2.疾患や治療に関する知識

医療機器営業の訪問先は医師・歯科医師や看護師、臨床工学技士などの医療従事者。
扱う製品に関する知識はもちろん、疾患や診断・治療に関する専門的な知識は欠かせません。

業界未経験者の場合「専門知識がないから務まらないかもしれない…」と不安になる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。疾患や治療に関する知識は、研修や業務を通じて身に付けられます。
医療機器営業の経験者が、これまでと違う領域の製品を扱う企業に転職する場合も同様です。

3.コミュニケーション力

医療機器は医薬品と違って実際に手を動かして使うため、医療従事者とのコミュニケーションも深くなります。営業先も医師だけでなく、扱う製品によっては看護師や臨床工学技士、時には病院の理事長や院長と幅広く、さまざまな職種の人と関わる機会も多くなります。

医療機器の場合、実際の使用感をもとに改良を重ねていくのも特徴です。
「使った感じはどうか」「不満なところはないか」など本音を引き出し、よりよい製品開発につなげていくのも医療機器営業の大切な仕事です。

医療機器営業の年収

未経験は350~550万円からスタート

医療機器営業の年収は比較的高い部類に入ります。
業界未経験からの転職の場合、初年度の年収は350~550万円程度が一般的。
大手メーカーならもう少し高くなることもあります。
外資系メーカーも多く、高収入も十分狙える業界です。

医療機器業界経験者の場合は、経験に応じて初年度で700~850万円程度。外資系メーカーも多く、営業成績によってインセンティブがつくこともあるので高収入も十分狙える業界です。

「医療機器転職BiZ」は医療機器業界を専門とした人材紹介会社。
営業職の転職支援実績も豊富です。

未経験から医療機器営業に挑戦したい
医療機器営業としてキャリアアップしたい
といった方はお気軽にご相談ください。

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