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医療機器メーカーランキング
【売上高・年収】-2017年度版-

高齢化の進展や低侵襲治療へのニーズの高まりなどを背景に市場拡大が続く医療機器業界。国内の主な医療機器メーカー28社を、売上高と平均年収でランキングしました。

医療機器メーカー 売上高ランキング

順位 社名 売上高(億円) 前年比(%)
1 オリンパス 消化器内視鏡で世界トップシェア(70%超)。腹腔鏡手術など外科領域にも製品領域を拡大。 7,865億円 6.2%
2 テルモ カテーテルやステントなど心臓血管領域に強み。心不全治療用の骨格筋芽細胞シート「ハートシート」で再生医療分野にも進出。 5,878億円 14.3%
3 ニプロ ディスポーザブル機器に強み。透析関連や補助人工心臓・人工心肺が柱。注射針やカテーテルも手がける。 3,954億円 9.9%
4 シスメックス 検体検査用機器・試薬大手。ヘマトロジー・血液凝固・尿の3分野で世界トップシェア。 2,819億円 12.8%
5 日本光電工業 医療用電子機器大手。生体計測機器・生体情報モニタ・AEDなどが主力。遠隔医療支援システムなど在宅向け製品も展開。 1,742億円 4.8%
6 フクダ電子 医療用電子機器大手。ペースメーカーや在宅医療機器レンタルが好調。在宅分野や海外事業の強化に向けオムロンヘルスケアと提携。 1,289億円 5.9%
7 オムロン(ヘルスケア事業) ヘルスケア事業の柱は血圧計。家庭用血圧計の世界シェア50%。全体の連結売上高は8600億円。 1,085億円 7.1%
8 コニカミノルタ(ヘルスケア事業) X線画像診断システムや超音波画像診断装置に強み。全体の連結売上高は9626億円。 965億円 7.3%
9 メニコン(コンタクトレンズ関連事業) 日系大手コンタクトメーカー。コンタクトレンズが売上の柱だが、一部動物医療事業なども手がける。全体の連結売上高は767億円。 753億円 6.5%
10 島津製作所(医用機器事業) 分析・計測機器大手。医療機器ではX線TVシステムや血管撮影システムなど画像診断機器を展開。全体の連結売上高は3765億円。 659億円 2.4%
11 JMS ディスポーザブル機器が柱。輸液・輸血用回路や透析に強み。人工心肺装置やペースメーカーも。 565億円 1.7%
12 日機装(医療部門) 医療部門の主力は人工腎臓などの透析関連。人工膵臓など新規領域の製品を育成中。全体の連結売上高は1433億円。 557億円 2.3%
13 トプコン(アイケア事業) 眼科用機器に特化。眼圧計や眼底カメラ、治療用レーザーなどを展開。全体の連結売上高は1456億円。 465億円 7.8%
14 朝日インテック カテーテルが主力。循環器向けを中心に、末梢血管・腹部血管・脳血管の各領域にも製品展開。ガイドワイヤーは世界有数のシェア。 427億円 8.1%
15 日本ライフライン 心血管領域に強み。自社製品に人工血管やステントグラフトなど。代理店機能も持ち、ペースメーカーなどを輸入・販売。 423億円 13.8%
16 ホギメディカル キット製品や不織布製品など、ディスポーザル機器が主力。キット製品の受発注システム「オペラマスター」の拡大に注力。 369億円 0.2%
17 ナカニシ 歯科医療機器で世界トップクラスのシェア。エアータービンなどが主力。売上高の75%以上が海外。 343億円 7.9%
18 シード コンタクトレンズ事業を中心に展開。眼鏡や眼内レンズも手がける。自社製造1日使い捨てレンズが主力。 278億円 13.8%
19 川澄化学工業 ダイアライザーや血液回路など透析機器に強み。バッグやフィルター、ステントなど血液・血管分野も。 254億円 2.9%
20 松風 歯科用材料・機器大手。人工歯や研削材などが主力。プロ向けネイル事業も展開。 240億円 7.7%
21 川本産業 ガーゼや脱脂綿などの衛生材料が中心。2016年12月、医療用ガスなどを手がけるエア・ウォーターの子会社に。 233億円 1.3%
22 日本電子(医用機器事業) 自動分析装置、検体搬送システム、臨床検査情報処理システム、全自動アミノ酸分析機に強み。全体の連結売上高は1046億円。 193億円 ▲10.4%
23 メディキット 透析用留置針が柱。造影・治療用のカテーテルにも強み。主に輸液の投与に使われる静脈留置針の売上も拡大。 174億円 3.5%
24 マニー 縫合針やナイフなどの外科治療機器と、歯科治療機器の2本柱。15年にドイツの歯科用材料メーカーを買収し、売上が大幅増。 172億円 3.7%
25 リオン(医療機器事業) 補聴器が主力。専門店を持っており、販売網も強い。耳科関係の検査機器も。騒音・微粒子計測器で環境分野でも事業展開。 115億円 1.4%
26 クリエートメディック シリコン製カテーテルが主力。泌尿器・消化器を中心に外科や血管でも製品展開。 104億円 3.9%
27 テクノメディカ 受付から検査前の準備作業を自動化する採血管準備装置を開発。同装置と採血管などの消耗品が柱。 87億円 2.3%
28 大研医器 院内感染防止関連や麻酔関連の製品が中心。主力は真空吸入器。輸液ポンプなどの注入器や、無菌水製造装置も展開。 86億円 2.2%

全体的に、前年よりも売上高は増収となりました。

トップは売上高7865億円(前年比6.2%増)のオリンパス。主力の内視鏡分野が好調で、特に外科分野での売上が伸びました。2位のテルモは5878億円(14.3%増)の売上高で大きく増収。売上高のみならず営業利益をはじめ各利益において過去最高値を更新しています。3位のニプロは3954億円(9.9%増)の売上高。国内はもちろん、米国・中国・インドをはじめとする海外でも好調に推移しました。

売上を大きく伸ばしたのは、15位の日本ライフライン(423億円、13.8%増)や4位のシスメックス(12.8%増)など。日本ライフラインは2016年度から引き続き心房細動治療機器やステントグラフトなどの売上が好調で、シスメックスは血球計数検査や免疫検査の分野で機器や試薬の売上が伸びました。

医療機器メーカー 年収ランキング

順位 社名 17年度年収(万円) 前年比(%) 平均年齢(歳)
1 オリンパス 847.0万円 ▲4.2% 41.8歳
2 日本光電工業 840.0万円 3.1% 40.3歳
3 日本ライフライン 827.1万円 4.9% 38.9歳
4 島津製作所 810.9万円 0.1% 42.8歳
5 オムロン 804.0万円 ▲1.3% 44.1歳
6 シスメックス 782.6万円 0.3% 40.7歳
7 フクダ電子 776.8万円 ▲3.5% 43.1歳
8 トプコン 755.6万円 ▲1.4% 44.1歳
9 コニカミノルタ 743.8万円 ▲0.9% 45.2歳
10 テルモ 743.3万円 ▲0.3% 41.7歳
11 松風 737.6万円 1.9% 43.3歳
12 日本電子 724.6万円 ▲2.9% 44.0歳
13 リオン 719.6万円 0.3% 40.8歳
14 朝日インテック 636.5万円 0.9% 36.7歳
15 日機装 611.6万円 6.3% 41.9歳
16 テクノメディカ 606.6万円 ▲4.9% 39.3歳
17 ニプロ 600.6万円 ▲5.2% 40.2歳
18 メディキット 597.5万円 ▲1.4% 38.5歳
19 ホギメディカル 594.6万円 ▲2.5% 41.1歳
20 クリエートメディック 584.8万円 ▲3.1% 43.3歳
21 大研医器 577.0万円 0.0% 39.8歳
22 メニコン 575.6万円 ▲3.1% 39.1歳
23 ナカニシ 561.4万円 4.3% 39.7歳
24 マニー 547.6万円 3.1% 40.7歳
25 シード 510.8万円 1.8% 34.0歳
26 川本産業 476.8万円 ▲6.5% 39.1歳
27 JMS 470.4万円 0.1% 40.3歳
28 川澄化学工業 458.7万円 ▲0.3% 40.1歳

平均年収ランキングでトップとなったのは、売上高でも首位のオリンパス。17年度の平均年収は847.0万円(平均年齢41.8歳)でした。2位に日本光電工業の840.0万円(40.3歳)、3位は827.1万円(38.9歳)の日本ライフラインが続き、4位の島津製作所と5位のオムロンまでが800万円を超えました。

主な製品が「診断機器」か「治療機器」か「衛生材料」かで見てみると、平均年収の上位は診断機器メーカーが中心です。治療機器メーカーがこれに続き、衛生材料メーカーはさらに低い水準となっています。

28社の平均は661.5万円(40.9歳)。前年よりも0.4%下がりました。全産業の平均年収422万円(※)と比べると、年収水準は比較的高めといえます。
(※)…国税庁平成28年民間給与実態統計調査

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